ヘッドライトの補修
- ueharacb
- 8月22日
- 読了時間: 3分
本日はお盆休み中に私の車で試したヘッドライトの補修について書きたいと思います。
この車両は2018年製になりますので今年で7年目になります。
自宅及び職場の駐車場に屋根等はなく青空駐車です。


経年劣化のため、本来施されているコーティングが剥げてしまい、汚れの付着及び微細な亀裂が見られます。
右側は特にひどく、上側が汚れ等で曇り細

かな亀裂が見られます。
左側はよく見ると細かな亀裂とコーティングの剥がれがみられました。
現状確認を行い、ここから補修作業に入ります。

まずはヘッドライトを外すためにフロントグリルとバンパーを外します。
ヘッドライトには数本の配線がつながっていますので、できる限りこの段階で外します。

ヘッドライトが外れました。
日陰で見ても常に日が当たるライト上面はひどい状態です。

ここから劣化したレンズ表面及び残っているコーティングをやすりで削り落としていきます。
汚れているとこのように黄色っぽい削りカスが出てきますね。
この時は#400で始め、汚れ、亀裂、旧コーティングを削り落とします。

レンズ全体を削っていきますが、旧コーティングがなかなか落としきれず苦労しました。
また、亀裂が深い場合はその分削り込まないといけないので一層大変かもしれないですね。
レンズ全体を削り終えましたらペーパーの番手を上げながら表面についた傷を細かくしていきます。

#400→600→1000→1500→2000の順に使用しました。
レンズ研磨の所要時間は両側合わせて2.5時間程度でした。思っていた以上に大変でした。

次はいよいよクリアー塗装に入ります。
今回はイサム塗料㈱様のレンズリフォーマー3を使用しました。
加熱乾燥が不要とのことです。
ヘッドライト等のプラスチック素材の部品はあまり加熱したくないのでいいですね。


いきなりですが塗り終えました。
いかがでしょうか?
まるで新品のようにきれいになりました。
仕上がりには満足です。
ただし見つけてしまいました。
右側ヘッドライトの内側にわずかな曇りが発生していたことに!
しかし内側はどうすることもできません。
写真にも写らない程度でしたので良しとしましょう。
このクリアーの乾燥時間は常温で40分とのことですがこの日は疲れたのでこのまま次の日までおよそ半日おいておきました。

そして次の日です。
心配したレンズへのごみの付着はなく、磨きの必要がなさそうでしたのでこのまま組付け作業を行いました。
いかがでしょうか?
まるで車齢が若くなったように見えます。
自動車のヘッドライトがキレイになるだけでこんなにも違うのかと驚きました。
皆様のお車も若返らせてみてはいかがでしょうか?
昨今のヘッドライトは我々も驚くくらい非常に高価になっておりますが、素材は変わっていないため経年劣化は必ず起こります。
ひどくなると車検に光量不足でNGを受けてしまう場合がありますので
お困りの方がいらっしゃいましたら是非ご依頼ください。
おそらく新品にするよりはお安く対応できるかと思いますのでよろしくお願いいたします。
※今回ののクリアー塗装がどれくらい耐久性があるかは追ってご報告いたします。
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